
毎日の仕事がまるで「クソゲー」のように感じられ、やらされ感だけで過ぎていく…そんな風に悩んでいませんか?本記事では、仕事の退屈さを嘆く40代会社員のあなたに向けて、業務をまるでRPG(ロールプレイングゲーム)のように「神ゲー」化する方法を提案します。日々の業務へ遊び心を取り入れ、自分の感情と行動をポジティブに変えていく実践的な戦略をまとめました。心理学・行動経済学の知見も交え、仕事のモチベーションを取り戻す具体策を紹介します!
戦略1:仕事をRPGとして捉え、自分を主人公にする
まず発想をゲーム的に転換しましょう。つまらない仕事も、「自分が主人公のRPG」だと見立てれば物語が生まれます。ゲームではプレイヤー(主人公)が明確な目的を持ち、困難に立ち向かいます。同様に、今の仕事にも自分なりのストーリーとミッションを与えてみましょう。例えば、「このプロジェクトを成功させて部署の救世主になる!」のように物語仕立てで目標設定すると、単調な業務にもワクワク感が生まれます。
こうした主人公マインドセットを持つことで、「受け身でやらされている」という意識から抜け出せます。実際、人生をゲーム化すると「自分の人生の主人公は自分だ」と認識でき、目標は探求の旅となり、困難もレベルアップの機会だと感じられると指摘されています。主人公意識を持てば、仕事上の挑戦も単なる苦痛ではなく自己成長のチャンスに思えてくるのです。

戦略2:業務をクエスト化し、小さな勝利(経験値)を積む
次に、日々の業務をクエスト(冒険の依頼)に見立てて細分化します。大きなプロジェクトもクエストの集合体。一つひとつのタスクにタイトルを付け、ゲームのミッションのように扱ってみましょう。例えば「プレゼン資料作成」というメインクエストや「メール10件返信」といったサブクエストを設定し、それぞれ締め切りや達成条件を明確にします。漠然とした作業が攻略すべきターゲットに変わり、取り組みやすくなるはずです。
ポイントは、小さな成功体験を積み重ねること。ゲームでは経験値をコツコツ貯めて主人公が強くなりますが、仕事でも同様にタスク完了ごとの達成感(経験値)を意識します。ある研究では、日々の小さな前進が仕事のモチベーションと生産性を高めると実証されています。まずは目の前の小さなクエストを一つクリアし、“今日の経験値”を手に入れてみましょう。その小さな前進の積み重ねが明日への自信と意欲につながります。
さらに、各クエストには報酬(ご褒美)も用意しましょう。ゲームクリア時にボーナスがあると嬉しいように、仕事でも自分にボーナスを与えてみるのです。「この資料が完成したら美味しいコーヒーを飲む」「1週間乗り切ったら週末に好きな映画を見る」など、ちょっとしたインセンティブで構いません。研究によれば、ボーナスをもらった労働者は仕事満足度が高くパフォーマンスも向上する傾向があるといいます。自分で設定するささやかなご褒美でも、「やり遂げた!」という実感がモチベーションを一段と高めてくれるでしょう。
戦略3:成長ログをつけて自分の変化を「見える化」する

上図はタスク管理をゲーム風にアレンジした一例です。レベルや経験値バーを設定し、日々のクエスト達成度を記録しています。このように進捗を視覚化するとモチベーション維持に効果的です。
ゲームにスコアや実績画面があるように、自分自身の仕事についても成長ログ(日誌)をつけてみましょう。毎日のクエスト完了数や所要時間、感じたことを簡単に書き留めるだけでOK。これは心理学でいう「自己観察」の手法であり、岡田斗司夫氏が提唱したレコーディングダイエットとも通じます。記録することで自分の行動パターンや心理状態に気づき、無意識の習慣を変えるきっかけになるのです。
例えば日報に「本日のクエスト達成:3件、集中度:80%、気分:爽快」といったメモを残すだけでも、自分の努力を客観視できます。進捗が数字や言葉で見える化されると、「着実に前進している」という実感が湧き、自己肯定感も高まります。ログを振り返れば、モチベーションが下がるタイミングや、逆に調子良く進められた要因も分析できるでしょう。
ログを続ける中で、節目となる実績に「バッジ」を与える仕掛けも効果的です。「〇〇を10回達成」「1ヶ月無遅刻」などマイルストーンを決めて、自分にちょっとした称号やご褒美シールを与えてみます。目に見える形で成果を残すことで、「ここまで頑張った」という証が手元に残り、次のクエストに取り組む活力になります。
戦略4:協力プレイで環境を味方に—仲間と挑戦する
どんなゲームも一人でのプレイより仲間と協力した方が楽しく長続きするもの。仕事も同じです。職場の同僚や上司を“パーティーメンバー”だと思い、信頼できる仲間とは情報共有や助け合いを積極的に行いましょう。困ったときは素直に相談し、小さなタスクを手伝ってもらうことも検討します。仲間がいれば難しいクエストにも一緒に立ち向かえますし、雑談という名の休憩で心のHP(メンタル)を回復することもできます。
人間は社会的な生き物であり、誰かと一緒に挑戦するとやる気が高まることが研究でも示されています。目標を共有できる同僚がいれば、自分ひとりでは出せなかった集中力や創意工夫が引き出されるでしょう。また、仲間内でゲームのように競い合うのも効果的です。たとえば「今週のクエスト達成数を競う」といったミニゲームを職場で試してみると、仕事への取り組みが一段と活性化します。競争は使い方次第で強力なモチベーション源となり、お互いの成長を促すのです。
もし身近に協力者が見当たらない場合は、オンラインコミュニティやSNSで「#今日の積み上げ」を報告するのも良い刺激になります。他者に成果を宣言すると適度な緊張感が生まれ、サボり防止につながります(いわば見えない仲間と一緒にプレイしている感覚です)。

まとめ:ゲームデザイン思考で仕事を「神ゲー」に変えよう
仕事がつまらないと感じている人も、こうしたゲーム思考の工夫を取り入れれば、日々の業務が少しずつ楽しいものに変わっていくはずです。継続して取り組むうちに、いつの間にか「クソゲー」だった職場が「神ゲー」へと様変わりしているでしょう。
大切なのは、楽しむ工夫をしつつ主体的に行動を起こすことです。ゲームの主人公が自ら動かなければ物語が進まないように、あなた自身もまず一歩を踏み出してみましょう。その一歩をぐっと軽くするために、まずは小さなことを一つ試すところから始めてみてください。
例えば、以下のようなミニチャレンジに挑戦してみてはいかがでしょうか:
- 朝イチに「5分タイマーチャレンジ」をしてみる(タイマーをセットし集中作業にトライ)
- 今日のToDoリストに「クエスト一覧」とタイトルを書いてみる
- 日報の最後に「本日の経験値」として学びや成果を一行メモする
その小さな行動こそが停滞していた状況を動かし、あなたの感情や環境を少しずつ変えていく自己観察ツールの第一歩になるのです。
ではまた!
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