時間こそが最大の資産:ほったらかし投資で得られる自由と誇り

カウジです。

これから投資を始める人や、始めたばかりの人が最も怖いのは「資産が減ること」。投資はリスクとリターンが表裏一体ですが、日々の値動きに振り回されると、必要以上にストレスを感じ、冷静な判断ができなくなります。

実際、投資経験者の多くが直面するのは、株価や市場全体が下落したときの恐怖です。例えば昨年の8月1日・2日・5日の3日間で合計7,643.4円(19.5%)の下落がありました。「このまま資産がなくなるのでは?」という不安から新NISAが政府の陰謀論といった他責思考が再燃したり、慌てて売却してしまった人も多かったのでは。しかし、市場が上昇すれば、「もっと利益を出したい」と焦ってしまうこともあります。このように、感情が揺れ動くと投資はうまくいきません。投資は心理学であるゆえんです。

以前の私は

2006年に個別株デビューするも、その翌日にライブドアショック突入。家の近くにあった「西友」を38万で買った、その翌日には31万(▲7万)という、何とも激しい急落ぶり。その後、すぐ売った方がいいのか、上がるまで待った方がいいのか!?思考回路がしばらく停止した末、幸い32万で売り切ることが出来ました。株を保有している期間は、上がったのか?下がったのか?とにかく気になってしょうがなくて、自由を得るために買ったはずの株に、時間も気持ちも持って行かれ生きた心地がしない毎日でした。私は株は合わないなと判断し、それ以降、株式市場からは退場していました。

ほったらかしで得られる誇りと自由

インデックス投資というものを知り、私自身の投資も変わりました。設定した後はほったらかしで運用しています。昨年から、毎月10〜20万円を新NISAでオールカントリーに積み立てています。定額で10万、余裕があれば追加で1〜10万を投資しています。

この方法にしてから投資の感情的なストレスが軽減され、市場が上がっても下がっても、どっちでもいいじゃんという心境になってきました。下がったら「次は安く買えるからやったじゃん」 上がったら「やったじゃん」と感じられるようになり、以前のような不安はなくなりました。これが「ほったらかしで得られる自由」の実感です。さらに、余計な労力をかけずに、投資以外の本来やりたいこと、趣味(ゲーム)や家族との時間(ゲーム)に集中できるようになり、人生の時間をより有意義に使えるようになりました。

一括投資VS積立投資:ひとつの考え方

「一括投資」と「積立投資」の選択肢ですが、バンガード社の調査によると、一括投資の方が有利なケースが多いものの、約3割のケースではドルコスト平均法(積立投資)が上回る結果となりました。特に、市場が不安定でボラティリティが高い状況や下落相場では、積立投資が有効であることが示唆されています。

私は「積立投資」を選びました。積立投資なら、感情に振り回されることなく、毎月一定額を投資するだけで、時間を味方につけることができます。この方法にしてから、気持ちがとても楽になりました。

インデックス投資の基礎とメリット

インデックス投資は、特定の企業の株を選ばず、市場全体に投資する方法です。例えば、S&P500やオールカントリーに連動するETFや投資信託に投資することで、市場全体の成長を享受できます。

  • リスク分散: 一つの株に集中せず、広範囲に分散できます。
  • 低コスト: アクティブファンドより運用費用が安いため、長期的に有利です。
  • シンプルな運用: 個別株選びが不要で、初心者でも簡単に始められます。
  • 時間の味方: 市場全体は長期的に成長する傾向があるため、長期保有が安定したリターンをもたらします。

感情的ストレスの軽減

投資家が最も不安になる瞬間は「損失」に直面したときですが、インデックス投資はリスクを分散し、損失リスクを軽減します。歴史的データによると、市場全体は長期的に成長し続けているため、安心感を持ちながら投資できます。これによって、感情に振り回されることなく、冷静に投資を続けられるのです。

積立投資のメリット

  • 長期的視点: 市場全体は長期的に成長する傾向があり、積み立てを続けることで安定したリターンを得られます。
  • 感情のコントロール: 市場の短期的な波に振り回されることなく、計画的に投資を続けることができます。
  • 自由と誇り: 投資に対する不安が減り、冷静に行動できることで、時間の余裕が生まれ、家族や趣味に集中することができるようになります。

おすすめアクション

  1. ネット証券口座を開設する まずは証券口座を開設し、インデックスファンドを購入できる環境を整えましょう。楽天証券など、初心者にも使いやすい証券会社がおすすめです。
  2. 積立投資を始める 初めから大きな金額を投資する必要はありません。毎月無理なく積み立て、ドルコスト平均法を実践しましょう。オールカントリーやS&P500など、広範囲に分散された投資先が理想です。
  3. あとはほったらかし 設定後は、できるだけ長期間、ほったらかしにしておきましょう。投資に対する不安が減り、日々の生活を楽しむことができるようになります。

まとめ

投資における一喜一憂を防ぐためには、インデックス投資が最適な方法の一つです。感情的な負担を減らし、長期的な成長を目指すこの方法は、初心者にも取り組みやすく、簡素で労力の少ない投資法です。市場の短期的な動きに左右されず、計画的に積み立てていくことで、安定した資産形成が可能になります。

人生の時間を浪費しないために、今すぐ最初の一歩を踏み出しましょう。時間こそが最大の資産です。

カウジ

1981年、長野県生まれ。
地元の高校を卒業後、ゲームプログラマーを目指し上京するも
早々に挫折。その後、地元に戻ることなく短期契約の派遣で
生計を立てながら、模索の日々を過ごす。

そんな中、25歳の時に現在の会社に縁があり、
正社員として入社することに。
それからは、それとなく仕事をこなしながらも、
どこかで「自分のやりたいことは何か」と問い続ける日々が続く。

ようやく気づいたのは
「人の成長に貢献すること」が 自分の生き甲斐だということ。
40代を迎えたのを機にその思いを実現するため、学び直しを決意。

これまでに100冊ほどの書籍を購入し、知識を深める勉強を継続中。
このブログでは学びの過程で得た気づきや知識をアウトプットし、
読者の皆さまにも役立てていただければと考えています。

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