NHK受信料って払う必要あるの?合法的に解約する節約ハック

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「NHK受信料って払う必要あるの?」 そんな疑問を抱えつつも、毎月の受信料をなんとなく支払っていませんか?40代の働き盛りともなると、住宅ローンや教育費など固定費の負担も大きく、「少しでも家計のムダを減らしたい」という思いは誰しもあるでしょう。かく言う筆者もその一人。テレビはあるけどNHK番組は見ないし、ネット動画ばかり…それでも「持っているだけ」で受信料を請求されるこの状況、モヤモヤしてきませんか?本記事では、知的かつユーモラスな視点で、NHK受信料を合法的に解約する方法を解説します。​節約ハックとして年間1万円以上の固定費削減も夢じゃない!?心理テクを駆使してあなたの行動を後押しします。

カウジ
カウジ

そこに置いてあるだけで使わないし、お金取られるし。はっきり言って、ムダじゃね?

私のきっかけはそんな感じです。

NHK受信料の契約義務ってどうなってる?法律と判例の基礎知識

まずはNHK受信料の契約義務についておさらいしましょう。日本の放送法第64条では、「NHKの放送を受信できる受信設備を設置した者」はNHKと受信契約を結ばなければならないと定められています。要するに、「NHKが映るテレビ等を持っている人」はNHKと契約して受信料を払う義務がある、という法律です。NHKはこの条文を根拠に契約義務を説明しており、テレビを持っている限り、観ようが観まいが契約解除はできないとの立場です​。

もっとも、「義務」といっても未契約者への罰則は存在しないのが現状です​。しかし油断は禁物。NHKは未払い者に対しては法的措置(民事訴訟)で受信料を請求し、実際に勝訴して未払い分を回収した例もあります​。2017年には最高裁判所も「放送法64条1項のNHK受信契約義務は合憲」であると判断し、契約拒否者もNHKが訴えて勝てば受信料支払い義務が生じると示しました​。つまり「テレビがあるのに契約しない・払わない」はリスクがあるわけです。

では逆に、テレビがなければNHKと契約する必要はないのをご存知でしょうか?法律のただし書きにあるように、NHKを受信できる機器を設置していなければ契約義務は発生しません。NHK公式も「アンテナがあっても受信機(テレビ)がなければ契約不要」と説明しています​。極端に言えば、「NHKが映るテレビ等を持たない人」はNHK受信料を払う必要ナシ!ということです。

「テレビ手放しました!」筆者のNHK解約ストーリー

ここからは筆者自身の体験をもとに、NHK受信料を合法的に解約したリアルストーリーをお届けします。窓際管理職にリーチが掛かっている筆者(40代会社員♂)が実際に行った作戦、その一部始終です。

ある日、家計簿を眺めていて気づきました。NHK受信料に毎月約1,100円(地上契約の場合、衛星契約なら約1,950円!​)払っている。年間にすれば13,000〜24,000円ほどにもなります。正直ほとんどNHKは見ていないのに…ムダじゃね? そう思ったら居ても立ってもいられませんでした。

とはいえ、ただ払わないのはNG。そこで合法的に支払い義務を消す方法=テレビを無くす決断をしました。「断捨離も兼ねてテレビを処分しよう」と家族会議。幸い今はYouTubeやNetflixがあるし、そもそも地上波を見ていない。我が家では大きな抵抗もなく、テレビを手放すことになりました。

具体的には知人にテレビを譲ることに。ちょうど古いテレビが壊れかけていたので「これ使って」とプレゼントしました(ポイント:譲渡や処分の事実が大事なので、リサイクルや譲渡の証明を残しておきましょう)。

※私はやらなかったですが、簡単な「譲渡証明書」を作成しておくと確実です。内容は「○月○日に〇〇メーカー製テレビ(型番〇〇)1台を〇〇さんに譲渡しました。現在自宅には受信設備はありません。」といった書面です。日付・住所・氏名を記入し、念のため譲渡先にも署名をもらっておく。これで「うちにはもうテレビありません!」と胸を張って言える準備はOKです。

解約手続きの実際:電話で何をどう伝える?

テレビを処分したら、いよいよNHK解約手続きです。ここが緊張ポイントですが、ご安心を。事前に流れと言い回しを押さえておけばスムーズに進みます。

まず知っておきたいのは、NHKの解約手続きは電話のみ対応ということ。​NHK受信料の窓口サイトにもフリーダイヤル(0120-151515)が案内されています​。私は平日の日中に電話しましたが、私の場合は、意外に?オペレーターにつながるまでそう時間はかかりませんでした。これは、タイミングもあるのかな?

ようやく担当の方が出たら、落ち着いて以下のように伝えます。

オペレーター
オペレーター

NHKふれあいセンターです

カウジ
カウジ

・・・

NHK受信契約の件でお電話しました。

「テレビを処分したので解約をお願いしたい」 のですが。

ポイントは解約理由を明確に伝えることです。「〇月〇日にテレビを譲渡(または廃棄)しました。現在はNHKを受信できる機器が一切ありません」とハッキリ言い切りましょう。私の場合、「先日テレビを手放しまして、受信設備がなくなったので解約したいです」と伝えました。

すると案の定オペレーターからいくつか質問・確認がきました。​私のやりとりを再現すると

オペレータ
オペレータ

どのように処分されましたか?

カウジ
カウジ

知人に譲りました

オペレータ
オペレータ

どなたに?その方はどちらにいらっしゃいますか?

カウジ
カウジ

***さん。(もちろん、実在する方)

今は引っ越されて***の方にいらっしゃると聞いています。

オペレータ
オペレータ

そうですか。

譲渡した証明書はありますか?

カウジ
カウジ

ありません

オペレータ
オペレータ

ワンセグ携帯やカーナビなど、他にテレビを視聴できる機器はお持ちですか?

カウジ
カウジ

ありません

オペレータ
オペレータ

今後、テレビを買う予定は?

カウジ
カウジ

ありません

このように質問に答えれば、大抵の場合スムーズに進みます。私の場合も、オペレーターさんが納得すると「では解約書類を郵送しますのでご記入の上、返送してください」と案内されました。最後に契約者情報(氏名、住所、契約番号など)と、過払い分の受信料があれば返金口座を確認して通話終了です。

※ワンポイント: 解約理由は「受信機器の撤去・喪失」にしましょう。ネット上には「壊れたと嘘をつく裏技」なんて情報もありますが、嘘はおすすめしません。実際に手放したのであれば堂々と伝えればOKですし、仮に「故障」で通した場合も2016年の簡易裁判所判例で電話申告のみで解約成立との判断があります​。いずれにせよ正直かつ明確に伝えるのが一番です。

解約完了!テレビなし生活は意外と快適?

こうして我が家はNHKの受信契約を正式に解約できました。送られてきた書類(放送受信契約解約届)に必要事項を記入し、先述の譲渡証明のコピーを添えて返送すれば手続き完了です。晴れて毎月のNHK受信料から解放!手続き完了まで1か月くらいでしたが、その間の受信料は日割り計算で返金もされました。わずかな額ですが、そういうのはキッチリしていて逆に感心。

「でもNHK映らない生活って不便では?」と思う方もいるかもしれません。しかしご安心を。昨今は地上波が無くともエンタメもニュースも代替手段が豊富です。例えば我が家ではテレビの代わりにチューナーレスのスマートモニターを設置しました。これは地上波チューナーを搭載しないモニターで、Fire TV StickやNetflix内蔵で動画配信は観られるスグレモノ。チューナーレステレビとも呼ばれ、NHKや総務省も「受信機能のない設備なので受信契約の必要はない」と公式に認めています​。実際、NHKの定例会見でも「チューナーレステレビは受信契約の対象にならない」と述べられており、市販品も「受信料不要」を売り文句に人気です。私もリビングに大画面モニター+ストリーミング端末を置きましたが、地上波が映らないだけで普通のテレビと使い勝手はほぼ同じです。YouTubeでニュースや教養番組も視聴できますし、不便どころか「余計な番組をダラダラ見ない分、生産的になった」気さえしています。

もちろんNHKの番組が全く見られなくなるデメリットはあります。ただ最近はNHKも見逃し配信サービス(NHKプラス等)やニュースサイトがありますし、本当に必要になればまた契約する手もあります。重要なのは、自分にとって本当に必要かを見極めてお金の使い道を選ぶことですよね。固定費を垂れ流すのではなく、取捨選択する姿勢が節約には肝心です。

まず一歩行動!心理学を味方に「今すぐ電話」を

ここまで読んで「よし、やってみようかな」と思ったあなた。最後に背中を押す心理テクニックを伝授します。人は「いつかやろう」と思うと先延ばししがちですが、具体的な期限を決めると行動に移しやすくなるものです。心理学で実行意図とも呼ばれる方法ですが、要は「いつ・どこで・何をするか」を今ここで決めてしまうのです。例えば「今月中にNHK解約の電話を1本入れる」とカレンダーに書き込んでみてください。それだけでも行動に移す確率がグッと上がると言われています(If-Thenプランニングというやつですね)。

とはいえ、難しく考える必要はありません。この記事を読み終えた今、思い立った勢いで電話してしまうのもアリです!電話するだけなら5分もかかりません。たとえ書類提出など完了が後日になっても、「解約の意思表示」をすることで一歩前進です。終えた後の達成感と安心感は想像以上ですよ。お金だけでなく、「やるべきことを片付けた」という精神的なスッキリ感も得られて一石二鳥です。

固定費の見直しは、最初の一歩を踏み出すまでが一番大変。でも一度成功体験を積むと、「他にも節約できるところはないかな?」と前向きになれます。NHK受信料の解約で浮いたお金は、ぜひ次の有効活用を考えてみましょう。例えばスマホ代のプラン見直しや、浮いた分をインデックス投資に回して資産形成を始めるのもおすすめです。※関連記事:「スマホ代を月1,000円程度に抑えた方法」「ほったらかし投資」などもぜひ参考にしてくださいね。

おわりに:固定費カットで生活をちょっとしたゆとりを!

NHK受信料の合法的解約という節約ハック、いかがだったでしょうか?固定費を削減できると、その分を趣味や家族サービス、将来の投資に充てることができます。年間数万円の節約は侮れません。塵も積もれば山となり、家計にも心にも余裕が生まれるはずです。

最後に、この記事を読んだあなたが少しでも前向きな一歩を踏み出せるよう願っています。「いつか」は「今」から作れます。この機会にぜひ行動に移してみてください。もし実践してみて感じたことや、不安な点があればお気軽にコメント欄で共有してくださいね。同じ悩みを持つ仲間同士、情報交換や励まし合いができれば嬉しいです。また、お役に立ったと感じたらSNSでこの記事をシェアしていただけると励みになります。それでは、節約ライフと快適なテレビレス生活、楽しんでいきましょう!

ではまた!

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