「無能」のレッテルを貼られたあなたへ──評価をひっくり返す3つの戦略

「正直、この人ちょっと無能だよね」――こんな言葉をうっかり耳にしてしまった日から、なんだかずっと心が重たい。 ふとした瞬間に思い出してしまい、「もしかして本当に自分ってダメなのかも…」と、ひとり落ち込むこと、ありますよね。

でもそれ、あなたの本質ではなく、たまたま合ってない環境やタイミングのせいかもしれません。 この記事では、レッテルの正体を明らかにしつつ、こっそり評価を逆転させるための心理的な戦略を3つ紹介します。

目次

なぜ「無能」のレッテルは簡単に貼られるのか?

実は、誰かの評価ってすごく適当なんです。 例えば、最初に良い印象を与えた人は、多少ミスをしても「仕方ないよね」と許されます。 一方で、最初の小さなミスが強烈に印象づいてしまうと、「この人ちょっと怪しいぞ」と見られ、以降の評価は全てネガティブに引っ張られます(これを心理学では「ハロー効果」と呼びます)。

つまり、「無能」というレッテルの多くは、実力ではなく最初のイメージで決まるのです。

ちなみに私は過去に、大勢が参加する朝イチの緊急会議で、あまりにも無意味な議論が延々と続いていたため、つい「この会議、本当に必要ですか?」と正面から口にしてしまいました。その日以来、社内では密かに「サイコパスカウジ」と呼ばれ、昇給が丸一年遅れました…。会議の無意味さに気づいた自分が、なぜか会社では“無能”扱いです。

「無能」評価は、ただの認知バイアスかもしれない

評価は、能力よりも「雰囲気」や「印象」で決まります。 『仕事ができる人の錯覚資産』(ふろむだ氏)にもあるように、「できそうな雰囲気」だけで実力以上に評価される人もいれば、逆に、「頼りなさそう」という印象だけで本来の能力以下の評価をされることも。

結局、評価って「演出」で変えられるんですよね。

評価をひっくり返すための3つの心理戦略

①こっそり勝てる「小さな土俵」を選ぶ

いきなり大きな成果を狙うと、失敗のリスクも大きいです。 まずは「誰でもできるけど意外とやられていないこと」から手をつけましょう。 たとえば、社内資料をちょっと見やすくする、効率化アイデアを小出しにするなど、「この人、小技が効いてるな」と思わせることがポイントです。

②環境をこっそり変える

一度悪い印象を持った相手は、なかなか評価を改めません。 そこで異動や部署替えを狙ってみるのも一つの戦略。 新しい人間関係では「ゼロスタート」になり、評価を再構築しやすくなります。

③評価軸を“こっそり外部に”つくる

職場だけに評価軸を置いてしまうと、自信を失いがちです。 趣味、副業、SNS発信など、「別の評価軸」を作っておけば、一つの環境でダメでも全否定されず、精神的にも安定します。

「無能」は思い込みに過ぎない

もし、誰かに「無能」と言われても、真に受ける必要はありません。 あなたの価値は、一言で決まるほど単純なものじゃないです。 必要なのは、相手の目線を理解した演出と、自分らしさを発揮できる別の場所。

無理にレッテルを剥がそうとせず、上から「新しい評価」を塗り替えてしまいましょう。

あなたは決して「無能」じゃない。ただ、まだ本領を発揮する場所を見つけてないだけです。

ではまた!

こちらもどうぞ!

ブログカウジ
サラリーマンの昇格は「無能を発見するためのゲーム」 | ブログカウジ カウジです。昇格できなかったからこういう記事を書いているわけではありません(ほんとう)。 会社で昇格することは、能力や努力の結果として評価されるものと思われがち...
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

長野県出身・埼玉在住の43歳、カウジです。
ゲームプログラマーを目指し上京→早々に挫折→派遣で模索…そんな人生でしたが、気づけば中間管理職に。
遠回りしながら見つけた「人の成長を支える楽しさ」を原動力に、今は“学び”と“気づき”をブログで発信しています。
本棚100冊の知識と試行錯誤の記録、よかったら覗いてみてください。

コメント

コメントする

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

目次