カウジです。
数多くの同僚や部下と接していると、「自分は過去、こんなことに遭ったんだから、あなたも同じ経験をするべきだ」という考えを推してくる人がそれなりにいます。
これは虐待を受けた人が、自分の子どもや部下に対して厳しく接してしまうことがあるのと同じ。「自分は絶対に虐待しない」と思っていても無意識のうちに怒鳴ったり、精神的なプレッシャーを与えたりしてしまうんだと思います。
負の連鎖を断ち切るためには、どうすればいいのか。本記事では、虐待の影響を克服する方法を解説します。
1. 過去の理解:虐待の影響を知る
まず、自分の過去を振り返り、どのような影響を受けたのかを理解することが重要。
過去の影響を認識する
- どのような虐待を受けたのかを振り返る(身体的・精神的・言葉の暴力など)。
- その経験が現在の行動や考え方にどう影響しているのかを考える。
- 「自分はこういう環境で育ったから、こういう反応をしてしまうのか」と理解する。
自分の行動の根源を知ることが最初の一歩。虐待の過去は変えられないけど、その影響を自覚することで、次のステップに進む。
書き出して整理する
虐待の影響を受けていると感じる場面をリストアップしてみましょう。
- 仕事で部下がミスをしたときに、すぐに怒鳴ってしまう。
- 子どもが言うことを聞かないと、手が出そうになる。
- 厳しく接しないと「甘やかし」と思ってしまう。
こうしたパターンを可視化すると、無意識の行動をコントロールしやすくなります。
2. 感情のリフレーミング:怒りの正体を知る
感情のリフレーミングとは、ネガティブな感情を違う視点から捉え直すこと。これにより、怒りや悲しみをコントロールし、冷静な行動がとれるようになります。
怒りのメカニズムを理解する
怒りは「自分を守るための防衛反応」。
- 怒りは「恐れ」や「不安」から生まれる。
- 怒りを感じたときに「なぜ自分は怒っているのか?」を考える。
- 自分が過去に怒られた経験とリンクしている可能性を疑う。
「部下がミスをすると怒りが湧く」のは、「自分も過去にミスをしたときに怒られたから」というケースが多い。この場合、まずは「怒る前に5秒深呼吸する」など、即時的な対応を心がけみるといいかもしれません。
怒りを受け入れる
怒りを否定するのではなく、「怒るのは自然なことだが、それをどう処理するかが大切だ」と考えます。
- 「自分が怒りを感じるのは当然」と認める。
- しかし、それを他人にぶつけず、違う形で発散する方法を探す。
- 例えば、紙に書き出して破る、散歩をする、運動をする。
感情を書き換える(リフレーミングの実践)
リフレーミングの具体的な方法として、「相手の立場に立って考える」「ポジティブな視点を見つける」「自己肯定感を高める」などがあります。
1. 相手の立場に立つ
- 部下がミスをした場合:「自分も新人の頃、同じようにミスをしたことがあったな」
- 子どもが言うことを聞かない場合:「まだ成長途中なのだから、理解できないこともあるのは当然」
2. ポジティブな視点を見つける
- 「ミスをすることで、成長のチャンスになる。」
- 「部下や子どもに適切に対応できれば、自分も成長できる。」
- 「過去の自分の経験を活かして、今の相手に優しくなれる。」
3. 自己肯定感を高める
虐待を受けた過去がある人は、自己肯定感が低いことが多い。「自分は価値がある」「自分は変われる」と信じることが大切だ。
- 毎日、自分の良いところを3つ書き出す。
- 「自分は今、負の連鎖を断ち切るために努力している」と自分を認める。
- 「完璧じゃなくてもいい」と自分に許可を与える。
感情のリフレーミングを続けることで、怒りやストレスに対する耐性がつき、冷静な対応ができるようになります。

3. 行動のコントロール:怒りを抑える習慣をつける
「怒らない環境」を作る
- 自分のストレスを管理する(運動・瞑想・睡眠を整える)。
- 怒る前に一旦離れる(トイレに行く・水を飲むなど)。
- 感情を書き出す習慣をつける(ジャーナリングを活用)。
4. 新しいパターンの確立:虐待の連鎖をあなたの世代で終わらせる
「怒る・攻撃する」というパターンを「冷静に対応する」パターンに置き換えていきます。
最後に
受けた虐待の経験は、決して消せるものではありません。しかし、その連鎖を断ち切ることはできると考えています。
「辛かった過去は、自分の世代で終わらせる」。
そう決意するだけで、未来は大きく変わるはずです。
勇気ある一歩を、心から応援したいと思います。
ではまた!
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