こんにちは、カウジです。コロナ禍で在宅勤務に慣れた矢先、「来月からまた毎日出社だ」なんて上司に言われて戸惑っていませんか?
久々の満員電車通勤に正直うんざり…。そんな40代の方も多いのではないでしょうか。
私自身もこの流れに向き合う一人です。同世代として「また会社に縛られるのか?」という不安と「出社には出社の良さもあるのでは?」という葛藤、よくわかります。
結論から言えば、フル出社に戻る必要はありません。むしろ40代こそハイブリッド勤務を武器に、より充実したキャリアを築けます。
本記事では、リモートワークから出社回帰への流れとその背景を科学的に整理しつつ、私カウジの実体験も交えて「なぜハイブリッド型が最適なのか」を解説します。最後にすぐ試せる行動プランも用意しました。では、はじめましょう!

1. リモートワークから出社回帰への流れ
まず世の動きを確認しましょう。2020年に一気に広がったテレワークですが、2024〜2025年にかけて「出社回帰」が顕著になっています。日本生産性本部の調査では、テレワーク実施率はピーク時の3分の1以下に低下。LINEヤフーやパナソニックコネクトなども週3日以上の出社を義務化しました。
要するに「やっぱり顔を合わせた方がいい」という経営側の判断が増えているのです。では、なぜそこまで出社が重視されるのでしょうか?
2. 出社が重視される4つの背景
- イノベーション:偶然の立ち話やホワイトボード議論はアイデアの温床。リモートでは“化学反応”が起こりにくい。
- 人材育成:新人や異動者は背中で学ぶ機会が不可欠。対面OJTが減ると成長スピードが鈍化する。
- メンタルヘルス:帰属意識が弱まり、孤立感やストレスを抱えるケースが増える。
- セキュリティ:自宅Wi‑Fiや私物端末の脆弱性は情報漏えいリスクを高める。
とはいえ、だからといって「全員フル出社」に戻るのが正解とも限りません。出社のメリットを享受しつつ、リモートの良さを活かす――ここにハイブリッド勤務の妙があります。
3. それでもハイブリッドが最適な理由
スタンフォード大学の実験では、週2日在宅のハイブリッド勤務が業績を維持したまま離職率を33%低下させました。自律性が高いほど人は動機づけられるという心理学の「自己決定理論」にも合致します。
さらに場所はそもそも関係ないというのが私の持論です。オフィスだから仕事が進むわけではなく、正直言って社内でも20~40%はネット動画や私用スマホで“実質サボり”だと感じます。誘惑が問題なのではなく、仕事が面白くない・意義を感じられないことが生産性を下げると考えています。
4. リモートのデメリットを直視する
メリットばかり語られがちなリモートワークですが、以下の4つの落とし穴は無視できません。
- 顔を合わせる機会の減少:雑談や非言語情報が共有されにくく、人間関係が希薄になりがち。
- 仕事とプライベートの切替難:家にいても仕事メールが目に入り続け、脳が常時“ON”のまま。
- 運動不足:通勤がなくなる一方で、歩数も自動的に減少。肩こり・腰痛が悪化しやすい。
- “島流し”問題:チーム全体で制度設計せず個人だけ在宅だと情報がブラックボックス化し、孤立感が深まる。
導入するならチーム全体でルールと文化を整え、「リモート=島流し」にしないことが不可欠です。
5. リモートに向く人・向かない人
私の観察では、リモートで成果を上げる人には共通点があります。
向いている人 | 向かない・慎重に適用すべき人 |
---|---|
● 自律的にタスク管理ができる ● オンラインでも雑談力があり、 人柄で信頼を築ける ● 成果主義を楽しめる (サボりよりオーバーワークに注意) | ● 新人・異動直後で周囲の“背中”が必要 ● 生活リズムのセルフコントロールが苦手 ● オンラインコミュニケーションが極端に淡白で誤解を招きやすい |
成果主義でこそ真価が問われるため、リモート向きの人は元々仕事ができるタイプが多いような気がします。怠けるよりも「働きすぎ」にこそ注意し、意識的に休憩や運動を挟むことが大切です。

リモートワークは本来、要領いい人の特権のような気がする。サラリーマン的思考の方よりも、個人事業主的な思考の方が向いているかも。
もう1点。指示待ちの人は、マネージメントする側の負担がエグくなるので、組織全体を考えたら、向かないと思う。人は環境によって左右される生き物であることを逆手にとって、職場に行って、切磋琢磨するということも大事だと思う。
6. カウジの実体験:集中タスクは自宅、コラボはオフィス
私カウジの場合、
- 集中タスク(資料作成・分析・執筆):朝から自宅書斎にこもって“もくもく”モード。メール、LINE通知もオフ。2時間ごとにストレッチを入れて過労防止。
- コラボタスク(ブレスト・新人指導・交渉):オフィスへ出向き、ホワイトボードを囲んで即興議論。帰りに同僚とランチし情報交換。
この切り替えで生産性は体感1.5倍。「リモートだからサボる」ではなく、成果を示せばむしろ自由度が増すと実感しています。ただしオンラインでは文面が冷たくなりがちなので、チャットでも
「!(感嘆符を1つ足す)」「スタンプを押す」
など、温度感を意識的に高める工夫をしています。
7. 明日から使えるアクションプラン
- 自分のタスクを「集中系/協働系」で仕分けし、在宅と出社を割り振る。
- 在宅日は開始・終了ルーティンを作り、仕事脳とプライベート脳を切り替え。
- チャットは絵文字1個・感嘆符1個で“人柄”を添える。距離は言葉で縮める。
- 月1でチーム全員が対面する場を設け、関係性をリセット。
- 運動不足対策に通勤代わりの朝散歩(15分)をセット。
働き方は自分でデザインするもの。ハイブリッド勤務を意識的に使いこなせば、これからののキャリアにもまだまだ伸びしろがあります。
ではまた!
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